FC2ブログ

相続登記義務化の行く末は

法制審議会(法相の諮問機関)の民法・不動産登記法部会は3日、人口減少などによって所有者が分からない土地が増えている問題に対処するための中間試案について協議した。

所有者が死亡した土地の相続人に登記を義務付け、罰則も設けることで一致した。

3日の協議を踏まえ、法制審は中間試案を来年1月上旬に公表し、意見公募(パブリックコメント)を行う。法務省は来年秋にも想定される臨時国会に関連法改正案を提出したい考えだ。

土地の所有者が死亡すると自動的に相続が発生するが、登記が義務ではないことから、所有者不明の土地が全国的に増えている。このため、登記を義務付けるとともに、義務を知りながら一定期間放置していた場合に過料を科す。

登記の障害となっていた煩雑な手続きも簡素化。相続人のうち1人でも登記すれば義務を果たしたと認め、必要書類を最小限にとどめる。費用も軽減する。 


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191203-00000108-jij-pol

               :
               :

手続きが簡略化されて誰でも相続登記の手続きができるようになれば、本格的に司法書士事務所の廃業が続出するな・・・。

司法書士の生計を維持するための相続登記というわけではないので、手続きの簡略化はやむを得ないとも思う。

ただ、

  手続き簡略化
     ↓
  書類も簡略となり誰でも簡単に登記可能
     ↓
  虚偽名義又は合意に基づかない登記続出
     ↓
  取引の安全を害する

といった事態は想像に難くない。

相続事例ではないけど、先日も不動産屋と親族が結託して、偶然知ったであろう「家族信託」を悪用して認知症である所有権者のマンションの所有権を奪い取ろうとしている事例に出くわした。
高齢化社会において認知症が激増する昨今、判断能力が低下した高齢者の不動産の所有権を食い物にされる事例が頻発していることを忘れてはいけない。

それと、過料の制裁というけど、民法177条との整合性はどうするんだろ。

などと久しぶりに投稿してみる。

スポンサーサイト



「登記手続きをせよ」

判決による登記の場合、
主文は「被告は原告に対し、別紙物件目録記載の不動産につき年月日売買を原因として所有権移転登記手続きをせよ」になる。

「所有権移転登記をせよ」だとだめ。

登記は登記官が行うもの。
被告の申請意思を擬制するには「登記手続きをせよ」。

細かいところですが、こういう細かいところにもれっきとした意味があるってのも結構好きです^^;

にほんブログ村 資格ブログ 法律系資格へにほんブログ村 競馬ブログへにほんブログ村 音楽ブログへ

「年月日離婚」とは登記されないけど

離婚によって氏が変わっても「年月日離婚」とは登記されず「年月日氏名変更」と登記される。
登記事項証明書(登記簿謄本)は誰でも取得できるので、プライバシー保護の意味合いも兼ねて。

でも、「年月日氏名変更」のすぐ後に「年月日財産分与」を原因として移転登記がされてれば、何があったのか明確に分かってしまうね^^;

「氏名変更」は「結果」なので、厳密に「登記原因」というなら「離婚」や「養子縁組」の方が正しいとは思うけど、不動産登記の実務も血が通ってるということか。


にほんブログ村 資格ブログ 法律系資格へにほんブログ村 競馬ブログへにほんブログ村 音楽ブログへ

資格証明情報 提供不要へ

7月1日付けの官報にありましたね。

11月2日から資格証明情報の提供が不要になる。
会社法人等番号がある会社が対象だけど、ほとんどが該当するでしょうね。

資格証明情報を頻繁に使う大企業(特に銀行ですが)としては、3か月ごとに資格証明情報を調達しなくて済むので楽にはなりそう。
でも、司法書士的には(個人的には?)これまで通り提供したいところ。
中小企業が申請人となってるなら、やはり代表権の確認も必要でしょーし。

ところで、前に「不動産登記で資格証明情報が提供不要になるなら、同趣旨で管轄が異なる会社分割等でも会社謄本を不要にしてもいいんじゃないか」と疑問に思ったけど、既に商業登記法の条文にあった・・・w(何条だったかは忘れたが。)
ただ、こちらも施行日は未定だったけど、不動産登記との整合性をとるなら、今年の11月2日に施行だろうね。

にほんブログ村 資格ブログ 法律系資格へにほんブログ村 競馬ブログへにほんブログ村 音楽ブログへ

単なる書き方の問題

破産管財人の場合
「義務者 A
 破産者A破産管財人B」

遺言執行者の場合
「義務者 亡A
      遺言執行者B」
※「亡A」だけの記載例もあり。

かたや、成年後見人や親権者が代理する場合は、

「義務者 A
 成年後見人B」

とは書かないですねぇ。

何でだろうと考えても、そもそも理由があるのかどうか。
能力補充の法定代理人の場合は本人の氏名だけで足りるんでしょうか。
でも、委任状には「A 親権者 B」って感じで肩書入れるけどねぇ。

まぁ、単なる書き方の問題ではありますが、何かの理由があるならスッキリするために知りたいところ。

にほんブログ村 資格ブログ 法律系資格へにほんブログ村 競馬ブログへにほんブログ村 音楽ブログへ

 | HOME |  »

プロフィール

ほーねっと

Author:ほーねっと


最近の記事


最近のコメント


FC2カウンター


月別アーカイブ


カテゴリー


リンク

このブログをリンクに追加する